ミスターダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン


ミスターダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン
MR.DINAMATE / THE RISE OF JAMES BROWN
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今週火曜、渋谷アップリンクで見る
売春宿ミニ―の店で客引きをした貧困の幼少期、
ボビー・バードとの出会い、
フェイマス・フレイムをその実力で牛耳るJB。
ルイ・ジョーダンに憧れ、
ビッグバンド・ジャズに憧れ、
チトリン・サーキットを回る日々。
リトル・リチャードがメジャーへ引き抜かれ、
替え玉を演じ、後にそのオリジナリティで
JAMES BROWNという個性を認めさせていく。
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PLEASE PLEASE PLEASEのヒット、
アポロ・シアターのライブを自費でレコードにして
大ヒットアルバムとなる。
タミー・ショー、
そしてエド・サリヴァン・ショーで見せる
空前絶後のステップ。
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ジャズとR&Bの融合、
MELVIN&MACIO PARKER
メルヴィン&メイシオ・パーカー
Clyde Stubblefield
クライド・スタブルフィールド
Alfred "Pee Wee" Ellis
アルフレッド“ピーウィー”エリス
とのジャムから生まれた
JB'S FUNK SOUND !!
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そしてJB FUNKの根底にある
「1拍目をちゃんと演奏すればあとは何をやってもいい!」
THE ”ONE”BEAT
「ザ・ワンの理論」。
そこにはJBらしい切っ先を制して客の心臓を鷲掴みにする
セオリーが凝縮されている。

Papa's Got A Brand New Bag 〜 Cold Sweat
この映画の核心はまさにここだ。

キャットフィッシュ&ブーツィ・コリンズが
CATFISH & BOOTY COLLINS
加入する新星JB'Sでも、
THE ”ONE”BEATが叩きこまれたことが
ブーツィの口から語られる。

これ以降は
公民権運動
ブラック・パワー
マルカムX Malcolm X
キング牧師暗殺
Martin Luther King, Jr.
アフロ・ヘアーによる黒人の権利主張
など黒人運動とJBの関係が語られていく
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★It’s A Man’s Man’s Man’s World

This is a man’s world          
But it would be nothing, nothing     
Not one little thing          
Without a woman or a girl         

He’s lost in the wilderness      
He’s lost in the bitterness       
He’s lost, lost somewhere       


この世界は男の世界
でも意味のない世界になってしまう
小さなかけらほどの意味もない世界になってしまう
女たちがいなければ

男は荒野で道に迷い
男は苦しみの中で自分を見失い
男はどうしていいか途方にくれてしまう 

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★Say It Loud - I'm Black And I'm Proud

Say it loud,
I'm black and I'm proud
We've been treated bad, talked about
As just as sure as you're born
Til we get what we deserve
We've been buked and we've been scourned
I've worked on jobs with my feet and my hands
But all the work I did was for the other man
Say it loud,
I'm black and I'm proud, huh


声を上げろ。
俺は黒人でそれを誇りにしてるって。
これまで不当に扱われてきた。
俺たちはふさわしい扱いを受けるまでやり続ける。
むごい仕打ちを受けながら他人のために働かされるのはまっぴらだ。
おんなじ人間じゃないか。
もっと声を張り上げろ!

JBの歌詞は短刀直入
したがって黒人運動の
アジテーション・ソングとしては
うってつけである

本編でも流れる1969年の
I Don't Want Nobody To Give Me Nothing
(Open Up The Door I'll Get It Myself)
もそんな一曲だが
適切な訳がないので割愛する

そして光と影・・・
バンド・メンバーとの金を巡るトラブル、解雇
礼節を重んずビジネスマンの顔を持つが
浅はかな発想で失脚を余儀なくされるルーザー
としての側面も併せ持つJB
人を信じられない過去のトラウマが
もたらす権力志向

孤立、孤独

欲しいものは自分で手に入れろ
頼る者は何もない 立ち上がれ

彼の人生哲学はその生き様そのものであり
生み落とした数々のナンバーそのものであることを
この映画は見事に物語っている。
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元メンバーや現役ミュージシャンの証言、
豊富で貴重な資料がふんだんに盛り込まれ、
その内容はJBの実像に迫るも
ライヴ・シーンに関しては、随所に挿入されるものの、
ファンとしてはまだまだ物足りない気分になるのも事実だ。
僕としてはJBのほんの入門編と言っておきたいが、
死後、彼の功績を冷静かつ正確に
伝えるアプローチがなかっただけに
ミック・ジャガーには拍手を送りたい。

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