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永遠の門ゴッホの見た未来 2019/11/12 新宿ピカデリー

きのうは『永遠の門ゴッホの見た未来』を見る。
GOH1
おれは絵画には疎いし、
自分自身、絵を描かないから
あまり影響を受ける対象ではない反動で、
逆にすごく惹かれた部分がある。
あとは元はNYの前衛演劇集団ウースターグループに
いたウィリアムデフォーが
何を見せてくれるのかな?という期待、
そんな期待に、この晩秋にゴッホの描く
山吹色の艶やかさが答えをくれる。
GOH2
子供のように自然と戯れる彼は、
純朴に見えるのだが、
実は自分にしか見えない“幻”に苦しめられ、
そこから解放されるために絵を描く。
GOH3
自然に恍惚として、「目に見えるものを心に留めよ
考えるのではなく感じろ」 親友のゴーギャンに言う。
感じたものを一筆ですばやく描く、
しかしあまりにも純粋過ぎて、
社会性を持たない振る舞いが、
人々を遠ざけ、絵を理解する者はおらず、
ゴーギャンにも去られて、
耳を切り落とすなど奇行によって、
療養所に監禁されてしまう。
そんな兄を画商で唯一の理解者、
弟のテオが経済面で支える。
GOH4
狂気の沙汰ではあるが、
彼を悩ます幻が絵を描く原動力となり、
印象派の時代を切り開く。
全編を通して淡々としたピアノソロと
ゴッホが描いた山吹色の風景が胸を揺する。
GOH7
70近いであろうデフォーは、
顔に深いシワを刻みながらも、
純真無垢な少年のようで
狂気を秘めた画家ゴッホを魅力的に演じている。
GOH6
同時代に理解されることのなかったゴッホの物語は、
ハッピーエンドを向かえて終わることはないのだが、
彼が感じた自然とキャンバスに重ねられた絵の具の感触に
創造のエネルギーを与えられた夜であった。
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