リプニツカヤ恐るべし

2014 ソチ五輪:フィギュアスケート 団体
女子ショート・プログラム


最終組一番手はフランスの黒人選手
マエ・ベレニス・メイテ Mae-Berenice Meite
使用曲:QUESTION OF YOU
堅さは見られたものの、
大きなミスはなく上々の出来に思えたが、
点数は意外に伸びず55.45
続くアメリカ代表アシュリー・ワグナーAshley Wagner
ASHLEY1ASHLEY2
使用曲:PINK FLOYD / CRAZY DIAMOND
引き締まった表情から自信が伺われ、
その演技からは、
観客を引きこむような魔性が感じられた。
それはPINK FLYDの必殺ナンバー
『狂ったダイアモンド』が作り出す世界を
アシュリーの滑りが昇華したからだろう。
64点代は低い評価といわざるをえない。
そして場内満場の拍手とともに
この日の主役ユリア・リプニツカヤ(露)Julia Viacheslavovna Lipnitskaia登場。
RIP1riparipb
使用曲:YOU DON'T GIVE UP ON YOUR LOVE
あどけなさの残るフェイスとは裏腹に
安定感のあるジャンプ、
難易度の高い技を美しい動きで
次々に決めていく。
レイバックスピンからビールマンへ
伝家の宝刀キャンドルスピンを決めて
エンディングへ。
場内が興奮のるつぼと化しスタンディングオベーション。
この恐るべき15歳はほぼノーミスで地元の重圧をものともせず
滑りきった。
自己最高の72点代をたたき出す。
場内が興奮を引きずる中、浅田真央Mao Asadaの番である。
ASADA1ASADA2
使用曲:ノクターン
堅さが見えた滑りは転倒に繋がる。
転倒は誰でもあること、そのあとが大事。
しかし浅田の演技は終始堅く持ち味を出すことが出来なかった。
64点代はアシュリーをわずかに上回るが、
実際はアシュリーの方がいい演技をしていると思う。
残念!しかし団体でそうした負の部分を吐き出し、あとは個人でがんばればいい。
プラス思考で行こう!
そしてトリはカトリーナ・コストナー(伊)Carolina Kostner
CALO1CALO2
使用曲:アヴェ・マリア
いままで勝利の女神に見放され、
オリンピックで何度も苦渋を舐めてきた、
昨年の欧州チャンピオンはここで
初めてその実力を発揮、
スピードのあるスケーティングに乗せ、
手足の長さを存分にいかしたしなやかな踊りは
彼女にしか出来ないもの。
過去2度のオリンピックで転倒して不安定さを印象付けたジャンプに迷いはなかった。
思わず拍手の素晴らしい演技だった。
結果は70点超えの2位。
個人にまだまだチャンスはある、引きずらず浅田選手にはがんばって欲しい。









※国別順位はペアFS終了時点
順位 選手名 国名 得点
1位 ロシア 47
2位 カナダ 41
3位 米国 34
4位 イタリア 31
5位 日本 30


さて今夜いよいよ男女ともフリーの演技が始まる
WOMEN
1:ケイトリン・オズモンド(カナダ)Kaetlyn Osmond(CANADA)★2013年、2014年カナダフィギュアスケート選手権優勝
2:グレイシー・ゴールド(米国)Gracie Gold(USA)★2014年全米フィギュアスケート選手権優勝
3:鈴木明子(日本)Akiko Suzuki(JAPAN)2013年全日本フィギュアスケート選手権2位
4:バレンティナ・マルケイ(イタリア)Valentina Marchei(ITALY) 2014年欧州選手権6位、2014年イタリア選手権優勝
5:ユリア・リプニツカヤ(ロシア)Julia Viacheslavovna Lipnitskaia(ROSIA)2014年欧州選手権優勝


MEN
1:ポール・ボニファシオ・パーキンソン(イタリア)Paul Bonifacio Parkinson(ITALY)2012年イタリア選手権優勝
2:ジェイソン・ブラウン(米国)JASON BROWN(USA)2014年全米フィギュアスケート選手権2位、2013GPスケートアメリカ6位
3:ケビン・レイノルズ(カナダ)Kevin Reynolds(CANADA)★2013年四大陸選手権優勝
4:エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)Evgeni Viktorovich Plushenko(ROSIA)
                   ★2006年トリノオリンピック金メダリスト。2002年ソルトレイクシティオリンピック及び2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。
                   世界選手権優勝3回、欧州選手権優勝7回、グランプリファイナル優勝4回
5:町田樹(日本)Tatsuki Machida(JAPAN)★2013年全日本選手権2位


ロシア勢はショートに続き、プルシェンコ、リプニツカヤで磐石体制。
カナダはケヴィン・レイノルズをよく知らないのでロシアに肉薄するか、ちょっとわからない。
米国は久々にニュースター、グレイシー・ゴールドがオリンピック初見参。
そしてジョニー・ウィアー二世の呼び名も高いジェイソン・ブラウンの若手で
どこまで2位に迫れるか?
実際金銀は点数の開きもありほぼ決まりか?
残るは4点内にアメリカ、日本、イタリアがひしめいている銅争い。
日本は絶好調のアメリカ若手二人とガチンコして
4点差をひっくり返さなくてはならない。
町田選手は混戦の全日本男子を実力で勝ち抜き代表を手にした勢いのまま攻めて欲しい。
鈴木選手は浅田選手による日本の動揺を振り払い落ち着いた演技でしっかり守って欲しい。
そういう意味では鈴木選手の存在は日本にとって大きい。

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