嗚呼さぶちゃん


御茶ノ水に用事があったので久しぶりにさぶちゃんに来た
さぶちゃんはいったいおいくつになられるのだろう
さぶちゃん2
足下はおぼつかないが
次々に入る注文に
もくもくと麺を茹で
器にタレを入れてス-プで割っては
麺を器に盛り分けていく
今日は耳にピアスの若者が注文を聞き
器を片付け
メンマ、チャーシュ-を
盛り
勘定を引き受けている
相棒のおかまちゃんは後半のご出勤か?
ここでは大半が半ちゃんラ-メンを頼むので
チャ-ハンは10人分くらい作って作り置きするがならい
だが今日は現時点でストックがなくなっているので
作りたてにありつけそう
今日はとくとチャーハン作りを観察してやろう
油をたっぷりと引いた鍋に
さぶちゃんは玉子を5、6個落として
やわらかい炒り玉子を作ると
火を止め
たばこに火を点ける
それがいつもと変わらぬさぶちゃんのやり方だ
ひとつふたつ吸うと
火のついたたばこは脇に置いたままふたたび鍋に火を入れ
ごはんを入れ
軽く交ぜ
チャ-シュ-を入れ
軽く交ぜ
塩、胡椒を入れ
軽く交ぜ
結局それだけだった
さぶちゃんの半チャ-はなべを振らない
いやもう振れないからやめたのかもしれない
交ぜ飯だったのだ
先に運ばれてきたラ-メン
さぶちゃん1
麺を啜り込むと
生姜の風味がほのかに鼻腔をくすぐる
さぶちゃんに来た喜びに満たされる瞬間
遅れて皿に盛られて出てきた
半チャ-はまだ白い部分も残った不器用な塩梅
さぶちゃん5
一気にラ-メンを片付けたあと
ゆっくり半チャ-を味わう
しょっぱく味付けされたチャ-シュ-がごはんに旨味を染み込ませ
濃い目の味付けが東京らしい
パラパラチャーハンくそ喰らえ
得も言われぬうまさ
くっちゃり感は長興屋の肉飯を思わせる
今年最後のさぶちゃん
素早くかっこんで勘定を済ませると
外に出た
師走の寒風に思わずG1の襟を立てた
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