2015/05/29 今日のオープニング



今日のオープニングは
克彦さんのバースデイということで
昔、1971年後楽園球場に行った話を
聞いたので
GRAND FUNK RAILROAD / LIVE ALBUM
June 23–25, 1970 in Florida
GFR2


69年からこのアルバムが録音された70年、
グランド・ファンクは破竹の勢いで、
各地のフェスティヴァルを荒らしまわる。
ツェッペリンの前座でアンコールが押して
ツェッペリンの演奏時間が大幅に短縮されたは有名だが、
このライヴ盤にはその熱気が真空パックされているといっていい。
ジミヘンやクリームなどハードロック・トリオで
テクニックを持ったバンドからすれば、
彼等はそれほど各人がテクニシャンであったわけではないが、
観客を扇動する煽情的なリフ、
ライヴで練り上げられたドラマティックな構成力、
マーク・ファーナーのアドレナリン100%のヴォーカルは、
とてつもない大音量が相まって、ツボにハマると
ツェッペリンをも凌駕してしまう神憑り的な潜在能力を持っていたわけだ。

そして伝説となった71年7月17日後楽園球場、
モップス、麻生レミと続き、
マッシュ・マッカーンの演奏が終わる直前、
突風で球場内のステージ前に設置されたGFRの大きな看板が吹き飛ばされた。
それが嵐の一夜の前触れとなり、
午後8時頃から突如として雷鳴が轟き、強雨が降り始めたのだ。
それは、まさにバケツをひっくり返したような土砂降りだった。
聴衆は逃げ場すらなく、豪雨でずぶ濡れになりながら
ついには雹まで降ってくるという悪天候の中、
延々とグランド・ファンク・レイルロードの登場を待ち続けるしかなかった。
そのまま中止になるのか、それとも雨の中で再開できるのか。
外ではチケットを買えなかったファンが騒ぎ、
「外野席はまだ空いているじゃないか…」と
シャッターをぶち破って会場に乱入、
場外では警官と消防車が出動する混乱が起きていたのだ。
もはや中止かと諦めモードが強くなったとき、
オールナイト・ニッポンのDJ糸居五郎の声がスピーカーから聴こえてきた。
『皆さん~!Grand Funk Railroadは演奏を必ずやるといっています。もう少し待ってください。』
映画「ウッド・ストック」のように「No Rain、No Rain」の声が上がり、
スタジアム中に伝わって大合唱になった。
今度はマネージャーのテリー・ナイトが、ステージから「Grand Funk Railroad is here now!!」
と叫んで観客を煽る。
客席からも「We want Grand Funk!!」のコールがまき起こる。
リヒャルト・シュトラウス作曲の「ツァラトゥストラはかく語りき」が爆音で流れ始めると、
一塁側のダッグ・アウトから走ってGFRが登場してきた。
マーク・ファーナーは、すでに上半身裸だった。
GFR1


稲妻が轟く中で「アー・ユー・レディー(Are You Ready)」の演奏が始まった。
そして「パラノイド(Paranoid)」
ファズギターが地響きを立て、
メルのベースが、ドンのドラムが雷鳴と拮抗するように
後楽園に響きわたった。
途中からまたしても大量の雨が降って来たが、
激しい雨に打たれながらもGFRが演奏を中断することはなかった。
「ハートブレーカー(Heartbreaker)」では観客も一緒になっての大合唱という場面がみられた。
そして
3万5000人の観客が熱狂に包まれた激しい雨の一夜は、
午後10時40分、最後の曲「孤独の叫び(Inside Looking Out)」で終演を迎えた。

あまりの過激ぶりにキョードー東京主催者の内野二朗は怒り心頭、
これ以後キョードー東京はハードロックを手掛けなくなったと言われている。

★蛇足だが、井上陽水の『傘がない』が「ハートブレーカー(Heartbreaker)」の
パクリであることは有名な話。

★★ライヴの模様の関しては一部転用させていただきました。
ご了承ください。

■演奏曲目■

①アー・ユー・レディ(Are You Ready?)
②パラノイド(Paranoid)
③イン・ニード(In Need)
④ハートブレイカー(Heartbreaker)
⑤マーク・セズ・オーライト(Mark Say's Alright)
⑥T・N・U・C
➆孤独の叫び(Inside Lookin' Out)

演奏時間:1時間10分
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