2015/07/24 今日のオープニング

今日のオープニングは
BLIND WILLIE McTELL / ATLANTA TWENTY STRING
BLIND2

これは2012年に出たATLANTIC 1000 R&B BEST COLLECTION
の中の1枚。
そして本作はアトランティック・レコードの創始者
アーメット・アーティガンAhmet Ertegunによって
1949年アトランタに出向いた際、録音されたもので
当時シングル1枚がリリースされるのとどまったが、
1972年15曲全曲が世に出た。
驚かされるのは、音が戦前のものとは
比べものにならないほど良くなっていて
12弦ギターの幽玄な響きに磨きがかかっていること。
ライナーノーツ、多くの評論では、
『20年〜30年代の頃のような声の艶やかさや、
歌やギターにキレは薄れているが・・・』
といった全盛期より衰えが感じられる表現が使われているが、
多彩なテクニックが力によるものでなくとも
経験に裏打ちされた引き出しの多さや
スウィンギーなギター、
緩急自在の歌い回しなどには衰えは感じられない、
というのが個人的感想。
たとえば再発見後のスリーピー・ジョン・エスティスとは、
比べようもなく現役バリバリの録音ということだ。
BLIND1

のっけから分厚い12弦の低音が響き、
軽快なラグタイムのカッティングに
ユーモアを交えた甘く鼻にかかった美声、
卓越したトーキング・スタイルが飛び出せば
思わず踊り出したい気分、
ひゃー最高。
ボブ・ディランのWORLD GONE WRONGの項でも
取り上げたLITTLE DELLIAは、
決して重くならず、しかし物語の情景が浮かぶような
ギターの伴奏の陰陽に呼応する歌が素晴らしく、
ブルースの弾き語りの奥深さを思い知らされる。

⑭に収められた12弦1本で歌われるゴスペル、
PEARLY GATES 天国の門
聞く者の心を癒し、魂を浄化する鎮魂歌
是非聞いてみてください。
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