2015/09/29 新小岩②


中川のほとりで歌うこと3年
帰り道、新小岩についに見つけた!名店

ご主人と奥さんが切り盛りする小さな店、
カウンター前には大皿料理がズラリと並ぶ。
刺身、焼き物、煮物、やきとり、
オリジナル・メニューの創作料理、
壁には所狭しとメニューが貼られている。
新小岩2

特筆すべきは料理がとにかく速い、
そして旨い!
たとえばゲソの唐揚げと
さんまの梅肉揚げ、
エビのチリソースの注文が一辺に入ったとしよう、
いや、実際に入った。
マスターは速やかに
ゲソとバナメイエビを冷蔵庫から取り出すと、
ゲソをさばいて卵白につけ小麦粉をまぶすと、
注文が入ると同時に
火を入れていた揚げ物用の鍋に放り込む。
その間にバナメイの皮を剥いて、
下味をつける。
あっという間にゲソ唐揚げが揚がる、
今度はバナメイに衣をつけて揚げ、
仕込んであるチリソースをフライパンで煮詰め、
ねぎのみじん切りを放り込んでから
速やかに揚がったエビ天を油を切ってから、
チリソースにぶっこんで、
エビチリ出来上がり。
しかし、この間のマスターは
すでにさんまの頭とワタを落としているのだ。
そして3枚におろし、
骨抜きで丹念に骨を抜いて
梅干しを包丁の背で叩いてつぶすと
さんまに塗り込み
大葉をのせて衣をつけ、
さっと揚げる、
数分すると
さんまの梅肉揚げの出来立てが
香ばしいにおいと共に運ばれてきた。
新小岩1

しかし厨房に目をやると
マスターは次の注文、
あじのなめろうに取り掛かりながら、
大皿料理を温め、
熱燗をやかんで温めている。
そして常連客の話にも相槌を打つ。
奥さんはご主人を影から支えるように
注文を聞き、
飲み物を出し、
料理を運ぶ。
常連客が
一般客がひっきりなしに
しゃべり、笑い、酒を飲んで
料理に舌鼓を打つ。
彼の料理がこの空間を
華やかで素敵な社交場に仕立て上げているのだ。
また一人常連客がやってきて
鶏の唐揚げを天ぷらにできないか?
と注文を出す。
お安い御用とマスターは冷蔵庫から
鶏肉を取り出すといった具合。
チューハイを正統派の下町チューハイ¥280
当世、利益至上主義の
安かろう悪かろうチェーン店が
ワガモノ顔でまかり通る中、
こんなあたたかい、熱いハートで料理を出す店が
あったんだと思うとうれしくて涙が出ちゃう。
おいらもヨーロピアンパパ、熱いロックンロール・スピリットで
支えます、
ハイ、ごちそうさまでした。

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント