2015/10/11 今日のオープニング


今日のオープニングは
KIM CARNES / MISTAKEN IDENTITY
KIMCARNES2

1981年リリース、
往年の女優、ベティ・デイヴィスをテーマにした
"Bette Davis Eyes"(ベティ・デイビスの瞳)が、
全米で9週連続1位という記録的な大ヒット、
グラミー賞最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞受賞。
このアルバムだけでキム・カーンズを
語るのは申しわない。
1960年からのキャリアがあり、
カントリー・ベースのシンガー・ソング・ライターとして
良質のナンバー、アルバムをコツコツと
発表してきた人だから。
しかしこの"Bette Davis Eyes"には
あの時代があまりにも
鮮明に刻み込まれてしまっていて
それはおいらの身体に沁み込んでいる。

かつて、歌とはそういうものであった。

今の若い人について言えば、
世の中で、
世界中で、
ある曲が流行り、
それが時代、世代、社会の壁を越えて
みんなが共有し合い、
それが自分の身体の一部になるという体験を
出来ないのはとても残念なこと。

"Bette Davis Eyes"と共に青春を過ごした人なら
それはアメリカ人、イギリス人、フランス人、
そしてアジア人を問わず、
その時代について
熱い思いで共通の何かを語り合うことが出来るだろう。

それが流行歌、懐かしのポピュラー・ソングというものだった。


今はたとえAKB48のCDがオリコンで1位になっても
みんな握手券が欲しくて買うわけで、
CDはそのまま捨て去られてしまう。
そして5年経ってもAKBと自分をだぶらせて
懐かしいと感じる人はほんのわずかに過ぎないだろう。
残念ながら2015年は、
音楽にとって、
私たちにとって、
そんな時代なのだ。


シンセサイザーの物憂いイントロ、
ハスキーヴォイスと四つ打ちビート、
哀愁のディスコ・ビート、シンセ・ドラム、
懐かしさと郷愁を
往年の大女優にだぶらせながら聞いた、ベティ・デイヴィス・アイズ。
何度も何度も、ラジオで、テレビで、
そして街に流れて聞いた、ベティ・デイヴィス・アイズ。

シンセの幻想的で、包み込むようなやさしい響きが、
このアルバムのカラーを印象付ける。
それは時代とキム・カーンズの個性と、
サウンド・プロダクションがもたらす、
このアルバムにしかない不思議な化学反応なんだ。


その場にいつまでもとどまっていたい、
この曲を聞くとそんな思いに駆られて
ふと手を止めてほほづえをついてしまう。
そこはまぎれもない自分にとっての1981年という時代。

kimcarnes1


Her hair is Harlow gold
Her lips sweet surprise
Her hands are never cold
She's got Bette Davis eyes

髪はハーロウのような金色
唇は甘くてビックリよ
両手はいつもあたたかい
瞳はベティ・デイビスのように大きいの

She'll turn the music on you
You won't have to think twice
She's pure as New York snow
She's got Bette Davis eyes

彼女は男の音楽スイッチを入れる
一度で夢中になってしまうのよ
ニューヨークの雪くらいに純粋で
瞳はまるでべティ・デイビスみたい

And she'll tease you
She'll unease you
All the better just to please you
She's precocious
and she knows just what it takes to
make a pro blush
She's got Greta Garbo stand-off sighs
She's got Bette Davis eyes

彼女はあなたをからかい
不安にさせる
あなたを喜ばすのになんだってするの
彼女は早熟なのよ
そしてプロに赤面させる方法だって
知ってるのよ
グレタ・ガルボのようにため息をついて
一人になりたがったりもする
瞳はまるでべティ・デイビス

She'll let you take her home
(it whets her appetite)
She'll lay you on her throne
She's got Bette Davis eyes

彼女は家まであなたを送らせて
(彼女の食欲を刺激するの)
あなたをベッドに横たえる
べティ・デイビスの瞳を持つ彼女

She'll take a tumble on you
Roll you like you were dice
until you come up blue
She's got Bette Davis eyes

彼女はあなたを転がすわ
まるでサイコロのようにね
あなたが青ざめてしまうまでね
彼女の瞳はベティ・デイビスみたい

She'll expose you
when she snows you off your feet
with the crumbs she throws you
She's ferocious
and she knows just what it takes
to make a pro blush
All the boys think she's a spy
She's got Bette Davis eyes

彼女は完璧にあなたを騙し
あなたを裸にひんむいてしまう
投げつけたゴミ屑と一緒にね
彼女は獰猛なの
百戦錬磨の男だって
手玉にとる方法を知っている
誰だって彼女をスパイかって
疑ってしまうわ
ベティ・デイビスのような瞳の彼女

And she'll tease you
She'll unease you
All the better just to please you
She's precocious
and she knows just what it takes
to make a pro blush
All the boys think she's a spy
She's got Bette Davis eyes

男をもてあそび
男を不安にさせる
男を喜ばすためにはなんだってする
ませた娘なのよ
何をすればいいかわかってる
プロ顔負けの女なのよ
ひょっとしてスパイなのかって
男は誰でも思ってしまう
ベティ・デイビスの瞳

She'll tease you
She'll unease you
Just to please you
She's got Bette Davis eyes

男をもてあそび
不安にさせ
それでも喜ばせる女
ベティ・デイビスの瞳の女

She'll expose you
When she snows you
She knows you
She's got Bette Davis eyes

自分の本性を出さず
男の本性をあばく女
男を知り尽くした女
それが彼女
ベティ・デイビスの瞳を持つ女


本アルバムはアメリカ盤のオリジナル・ジャケットだが、
日本盤は別ジャケットでリリースされた。
KIMCARNES3

このジャケットは見て
思い出される方は結構多いのではないかな?
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