2015/10/25 今日のオープニング


今日のオープニング
JULIE DRSCOLL,BRIAN AUGER & THE TRINITY / STREET NOISE
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60年代イギリスのモッズ,R&B,ブルース・ロック・シーン、
それはローリング・ストーンズを世に出したクロウダディ・クラブのオーナー、
ヤードバーズThe Yardbirdsの初代マネージャーであり、
Julie Driscoll, Brian Auger and the Trinityの生みの親でもある
ジョルジオ・ゴメルスキーGiorgio Gomelskyによって支配され、
彼が所有する、膨大なジャム、ライブ音源とともに
その軌跡を辿ることが出来る。
彼の秘書であったジュリー・ドリスコールJulie Driscollは、
ロッド・ステュワートRod Stewart、
ロング・ジョン・ボールドリーLong John Baldry
と共にスーパー・バンド、スティームパケットSteampacketで
ヴォーカリストとしてのキャリアをスタートさせ、
67年に腕っこきのジャズ・キーボード奏者ブライアン・オーガー率いる
Brian Auger and the Trinityに加入。
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69年にリリースされた本作は、
エキサイティングなモッズ・ジャズ、R&Bと
カラフルにデコレイトされたサイケデリック・ミュージックが出会い、
一方でオーセンティックなトラディショナル・フォーク・ミュージックが息づく
実に魅力的なアルバムだ。
器楽としてのヴォイスと
声楽としてのヴォ―カルの両方を併せ持ち、
力強く、ミステリアスで、鮮やかな原色を思わすジュリーのヴォーカル、
軽妙洒脱、荘厳重厚なバッキングから
変幻自在、挑発的に畳みかける早弾きで
他者の追従を許さないソロまで
アルバムのサウンド・カラーを決定づけるブライアンのハモンド・オルガン、
ジャズをベースにしたテクニカルなリズムで
屋台骨を支えるギター、ベース、ドラムス。
これらが見事に一体となり、
アルバムを聴き進むと
それはまるで
コーヒーに溶かし入れたミルクのように
ゆっくりと拡散し、躍動し、変化する。

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オリジナルに加え、

ニーナ・シモンNina Simone / ake me to the river
ドアーズThe Doors / light my fire
リッチー・ヘイヴンスRichie Havens
マイルス・デイヴィスMiles Davis / All Blues
ローラ・ニーロLaura Nyro / save the country
flesh failures (let the sunshine in)

様々なジャンルを越えた魅惑的なカヴァー・ナンバーが
コーヒーカップに注がれ
また拡散し、躍動し、変化する。

飽くことのない音楽の快楽が
これでもかこれでもかと詰め込まれた1969年の最高傑作は
今聞いても決して色褪せることはないのだ。
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