2015/11/27 今日のオープニング


今日のオープニングは
aksak maboul  / un peu de l ame des bandits
aqsak1

異様なジャケット、参加メンバーに
chris cutler、fred frithなど前衛ロックの強者がクレジットされている。
調べてみるとベルギーのバンドだ。
ベルギーと言えば大好きなバンドに
univers zeroというチェンバー・ロック・バンドがいる。
ただならぬ予感とともに
針を落とす
不協和音とわめき散らす女
しかし弦楽器のしっかりした音色が
がしゃがしゃ、ドカドカに
寄り添ってくる
アヴァンギャルドなピアノや
ザッパのお遊びみたいなのも・・・
さっきのガチャガチャ、めちゃくちゃが
いつのまにか理路整然と
ある方向に向かい始める
複雑だがパワーがあって
おもちゃ箱をひっくり返したような
にぎわいはとめどなく広がる
2曲目はクラシカルで懐かしやかな
室内楽からタンゴへ
3曲目はunivers zeroにも通ずる
不気味さを漂わせる緊迫感と
プログレ度の高いインプロ、
変拍子連打
様々な民族音楽の要素、
前衛的な試みが絡み合いながら
ひとつのバンド・アンサンブルへと
発展していく。
4曲目、民族楽器を交え、
中近東っぽい打楽器や旋律が
昂揚感をかき立てる呪術的な作品。
A面最後は、パンキッシュなビートと
ノイジーなギターに
いかれたバリトン・サックスがくらいついている
まるでパンクアルバムを聞きながら
勝手にそれに合わせて吹くジャズ・サキソフォニストのよう。
A面を聴き終えると
すっかりこのアルバムの得体の知れない
エネルギーの虜になっている自分に気づく。
aqsak3aqsak2


B面は、重層な室内楽に始まる、
ラジオ・ドラマのサウンドトラックの臨場感があり
いつしか
ぽっかりと口を開けたブラックホールに
吸い込まれるように
この音世界に飲み込まれてしまう。
身体の末端から毒がじわじわと
入って侵蝕する音片、
音に支配されたロボットのごとく
金縛り状態で音を受け入れるしかない自分、
そこで目にする光景は
いまだかつてないほど恐ろしいが
後戻りは出来ない。
そんな緊迫感が全編にみなぎっていて
気持ちを集中して聞けば聞くほど
精神が覚醒される魔の音楽絵巻である。

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