2015/11/30 今日のオープニング

今日のオープニングは、
「The Brown Bunny (Motion Picture Soundtrack) 」
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ヴィンセント・ギャロ Vincent Gallo の第2回監督作品
『ブラウン・バニー』(2003年)のサントラ。
前半5曲は映画で使用されたギャロ選曲の、
Jeff AlexanderやGordon Lightfootなどが並び、
後半5曲は本編で未使用ながら、
この映画のためにジョン・フルシアンテ John Frusciante
が書き下ろした曲が収録されている。

ジョンの曲は映画の撮影前にギャロが依頼したもので、
映画のストーリーやイメージをジョンに伝え、
ジョンがそれを元に作詞作曲、
それを聴きながら撮影・制作が進められたのだが、
なぜか完成した映画とは響き合わず未使用となったという。
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しかしこれらの楽曲、ジョン・フルシアンテ自身が
「これまで僕が書いた中で最も気にいっている作品だ」
というほどに恐ろしく素晴らしい。

淡々としたアコギのリフを中心に、
幾層にも重ねられた繊細なフレーズや逆回転など、
ジョンの才能がフルに発揮されている。

悲しい歌を書くたびに映画用にとっておいたそうで、
どの曲も哀しみや孤独感のようなものが痛いほどに伝わる。
裏を返せば音楽だけで完結してしまうほどに印象が強いので、
映画のBGMには適さなかったということなのかもしれない。

「しかしながら、俺はジョンの音楽に合わせて映画を作り、ジョンは俺の映画のために音楽を作ってくれたのだ。」
(ヴィンセント・ギャロ)

劇中で流れることのない、
映画の“サイレント・ミュージック”
音楽と映画は切っても切り離せないものである。

単純に内容が素晴らしいので、
ジョンのファンはもちろん、映画未見の方にもおすすめ。

ちなみに私も映画は未見ですが、映画もまた、
ありきたりな要素を加えず剥き出しの悲しみを描いたもの、だそうです…
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