2016/05/03 今日のオープニング


今日のオープニングは
JOHNNY WINTER / GUITAR SLINGER
WINTER5

ALLIGATOR RECORDS AL 4735
1984年ブルース専門レーベルから
リリースされたジョニー、会心のブルース・アルバム
今日は内容でなくマスタリングのお話
実は入って来た時
なんの変哲もないアメ盤と思ったのだが
なんと溝の内側に
mastering by frankford/wayne new york
の刻印がある
WINTER1
ここはニューヨークにあるさほど大きくはない
マスタリング・ラボだと思われる
さっそく国内盤すなわち、
ユピテル工業のアトラス・レコード盤と
聴き比べてみた
WINTER4WINTER3
A面1曲目、IT'S MY LIFE,BABY
国内盤を先に聞いてみると
まあいいような悪いような
ジョニーのギターの音がとてもトレブリ―だな
程度
(当時ジョニーはTHE LAZERというガリンガリンの音がする
軽量でヘッドレスなギターを使用していた)
それではアメ盤を聞いてみると
なんか違うな
もう1回国内盤を聞いてから
アメ盤を聞く
ああ!!アメ盤は高音で歪むスライドの音が入っても
ピアノが綺麗に鳴っている
それに比べ、日本盤は同じ箇所でピアノの音が潰れて聞きにくく
なっている
アメ盤はそれぞれの楽器とヴォーカルのバランスがいい上に
それぞれの本来の音がうまく全体の中に溶け込んで
音楽が成り立っているのに
日本盤はそれに比べると
ヴォーカルが大きくギターもうるさく聞こえる
ピアノ本来のあたたかみが出せず、音が痩せている
ベース、ドラムがヴォーカル、ギターに比べ、
わずかに小さく、一体感が欠けて聞こえる
しっかり耳をそばだてて聞かなくても
このほんのわずかな差が音楽を本来の形から
遠ざけてしまうのだ
CDの場合はそれぞれの楽器パートがはっきり分かれすぎて
聞こえるのだが、一体感に欠け、
ともするとバラバラにとっ散らかって聞こえることもある
アナログ盤が持つあたたかみある音と
だんごになったような分離の悪さが
実は微妙なニュアンスでドーンと迫ってくる
一体感を生み出すんだ
戦前のSP盤はもちろん
50年代から60年代のモノ・レコーディングされたもの
レコードにする目的で録音されたアルバムはね
特にそれを強く感じるだろう
間違っちゃいけないのは
『音がいい』というのは各パートが
ハッキリ分かれてクッキリ聞こえることではないんだ
レコードを聞いたことのない人や
レコードから離れてしまった人には
そんな体験を新たに、または改めてして欲しいな
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